英会話とリスニングとディクテーション

英会話で一番難しいのは何でしょうか?

自分の思うことを言えるようにすること、と感じている方はとても多いはずです。その通りでしょう。中学、高校の英語の勉強で、英作文が一番苦手だったり、避けたいと思った方、今思っている方は多いはずです。英単語の量と英語についての豊富な知識がないと、自分の思うことが言えないからです。英作文でも、一つでも単語がわからないと作文できずに途方に暮れるものです。

でも、実際の英会話となると、本当に難しいのは、リスニングなんです。単語がわからなければ文章を作れないことははっきりしているのですが、作れないという事実は変えられないので、その他の手段を考えます。それがボディランゲージだったり、別の言い方を探したり、さまざまな方法をその人のキャラに従ってチャレンジするに違いありません。でも、相手の方は、基本的に聞き手の能力をあまり考えずに話します。その単語、わからないんだけど、と思っても、「その単語の意味は何ですか?」 と聴くことも難しい。とすると、その時点でコミュニケーションは成立しないのですね。日本人にありがちなのは、苦笑いをして黙っていることです。

特定の単語がわからないことがわかるのであれば、まだ対策があります。でも本当に難しいのは、実は単語自体は知っているのに、聞き取れない、ということです。先日経験したことですが、 ”I agree.” を ”I’m angry.” と理解してしまいました。全く意味が違います。会話では正反対の意味になりますね。どちらも書かれていれば、間違うことはないし正しく理解出来ますが、会話の中で聞き取れなければ、とんでもない誤解をすることになります。

英会話、つまり英語でのコミュニケーションをきちんと成立させるためには、リスニングが一番難しくて大切であることの一例です。リスニング力を強化することのもう一つのメリットは、きちんと聴くことが出来れば、それを自分が話すスピーキングにも使えるようになる、という点です。リスニング力が向上して、結果としてスピーキング力も向上するという好循環が生まれます。

ディクテーションという学習手法は、このリスニング力の強化に大変効果があります。特にMustER のようなタイピングディクテーションは、リスニング力の強化に加えて、スペリング、文法力、作文力の向上にも資するトレーニングです。

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