伝える気持ち

私たちが世界に出ていく前に備えるべきは、完璧な英語の話し方ではなく、なにがなんで相手に言いたいことを伝える! という強い気持ちではないでしょうか、というおはなし。

最近は都心に外国人観光客が多いです。
時々かなり片言の日本語で何か質問されます。こんなふうに。
「シンジュク?」 あるいはこんなふうに 「スワルカ?」
文字だけだと何を言いたいのか判然としません。

でも駅のホームで外国人が右左にあちこち指さしながら、
「シンジュク?」と聞くと、
Which line is direction to Shinjuku?
と言いたいのだな、とわかります。

カフェで2人用のテーブルにひとりで座りもうひとつの椅子はにカバンを置いてコーヒーを飲んでいるときに、突然外国人が椅子を指さしながら「スワルカ?」と言ったら
May I have this seat?  と言ってるんだなと想像がつき、さっとカバンをどかせてあげられます。

英語を習いたての頃は、
How can I go to Shinjuku station?
May I have this seat, please ?
と完璧にセンテンスを組み立てて、しかも時勢や助詞を間違えずに言わないと絶対に通じたいと思い込んでいました。

しかし現実では片言でも完璧じゃなくても通じ合えるんです。
僕らが世界に飛び出す前にまず備えるべきは完璧な英語の話し方ではなく、何が何でも相手に伝える! という前向きな気持ちではないでしょうか。

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